私の旦那さんで、言わずと知れた先代の経営者です。
プライベートでいろいろやられていること(とんぼ分解事件)をYouTubeで触れましたが、一番長く切磋琢磨してきたパートナーです。
思えばこの会社の立て直しに入ったきっかけも彼でした。
専業主婦だった私に急にそんなことを言うのです。「そんなの私には無理よ」と返しましたが、
「いや、君は世に出るべき人だ。」と真剣な顔で言ってくるので「この人何を言っているの?」と思う反面、今の生活を失ってしまう恐怖から「倒産…?え…?どうなってしまうの…?」と布団を被って泣いていました
(あんな頃はかわいかったわ…)。自分の息子も守らなければならないと考えると腹を決めるしかありませんでした。
そして、倒産目前の会社を立て直すために、全国の代理店さんのところを訪問、そして、代理店づくりに一直線の生活に変わりました。初めて経験することばかりで、夜も眠れない日々が続きましたが、幾多の苦難を乗り越えてここまできました。
いろいろなことがあり、一言では語れません。たくさんの人との出会い、そして、人に助けられてここまで来ました。本当に苦労の時代でした。働いた経験がなかったので、がむしゃらに自分流にやってこられたのかもしれません。
テレビ通販の仕事は過酷です。大量に商品を用意し、割引率も大きくしなければならない。売れ残ればすべて会社に戻ってきます。聞くとすごくリスクが高いので、反対する気持ちも痛いほどわかります。
それでも当時の販路が今後厳しくなることを想定していた私は、大変でもあたらしいことをやらなければ時代に取り残されてしまうと自己責任でテレビ通販に参入しました。
参入した後も彼は、何度も私の前に立ちはだかります(笑)。
普通の経営者であれば、当然そう言います。
やっている私自身も不安な気持ちでいっぱいでした。
「ダメだったらどうしよう。」
「売れなかったら自己責任。」
「売れなかったら全部自分で買う。」
やり始めたころ、仲間は一人もおらず。一人で負債を抱える不安に苛まれる中で強がらなければならないわけですから、本当にあの時は精神的にも壮絶で苦しかったことを覚えています(今でもですが…)。
それでも少しずついろんな人からの助けや事態が好転するようなことがあったりして、だんだん結果が出てきました。その時は安堵と喜びが入り混じった感情がもちろんあったのですが、「油断してはいけない。いつ足をすくわれるかわからない。」と自分に戒める気持ちのほうが強かったように思います。
と心に決めました。
こういう私の積み重ねを見て彼はテレビ通販を認めてくれるようになり、そのテレビ通販が今ではクリスタルジェミーの柱となっています。
ぶつかることはたくさんあったけど、なんだかんだでいつも気遣ってくれていた彼。いい時も悪い時も必ずそばにいました。私の快進撃の歴史は、彼の存在を抜きには語れません。私の旦那であり、職場での戦友でしょうね。
そんな彼も今年2021年8月31日に会長職を辞任し、経営陣から退きました。
「本当にお疲れ様でした」という感謝と共に、とても寂しい気持ちがあります。
でも、最高顧問としてまだ会社には在籍しているので、生きている間は私に迷惑をかけながらそばにいてくれるでしょう!(笑)今後も妥協せず、互いに切磋琢磨していきたいと思います。
今回は私の大切なパートナーのお話でした。
中島香里
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